2024年10月18日金曜日

中間試験の分析②

 〈与野東 中1理科〉

〇大問ごとの分析
1⃣金属・非金属に関する問題(12点)
⑴の電気を通すものを選ぶ問題では,鉄やアルミニウムや銅,そしてスチールを全て選ぶ必要があった。(スチールは鉄に微量の炭素を含ませた物質だよ。問題を解くときは鉄≒スチールでOK。)
⑵の磁石につくものを選ぶ問題は,磁石につくのは金属共通の性質ではなく鉄(スチール)のみの性質であるということの理解が必要である。
⑷の「次の物体は金属のどのような性質を利用したものですか。」という問題。
銅線に関しては作る過程では延性を利用し,使用時には電気伝導性を利用する。どっち答えればいいんやと思ったら,解答はどっちも可だった。ちゃんと理解してる子ほどこういうのは迷う。入試問題とかで似たような問題の形式を見たらちゃんと選択問題になっていたね。
2⃣密度やメスシリンダーに関する問題(14点)
密度を求める問題や,浮き沈みの問題,メスシリンダーの読み取りから体積と質量を求める問題など,入試で必要な要素が一通り詰め込まれていて良い問題。
⑼メスシリンダーの読み取りは目盛りの10分1まで読み取らなければいけないので,54㎤ではなく54.0㎤と答える必要がある。ワークの〇付けとかをなんとなくやってしまうとこういう問題を落としてしまう。
3⃣ガスバーナーに関する問題(12点)
ねじの名称や,手順の並び替え,炎の色や回す向きなど基本的な問題が並んでいる。
4⃣実験で使う器具に関する問題(6点)
器具3個に対して,名称の選択肢は15個と多かったが基本的な問題。
5⃣砂糖・かたくり粉・食塩の判別問題(10点)
この実験に絡めて,有機物に関連する事項を一通り確認するような問題が並んでいた。
6⃣気体の性質に関する問題(18点)
⑴水素とアンモニアの共通の性質は何なのか,水素とアンモニアで異なる性質は何なのか。という風に,気体の性質を比べながら判断基準を選ぶ必要があった。
ここの大問では,例えば
二酸化炭素であれば
発生方法:石灰石にうすい塩酸をかける
密度:空気より密度が大きい
色やにおい:なし
水への溶け方:水に少し溶ける
といったように,各気体の性質を一通り挙げることができるような勉強の仕方をしていればしっかりととれる問題だった。
7⃣水溶液の性質に関する問題(8点)
ここも基本的な用語の確認とモデル選択の問題だった。
8⃣密度の問題(2点)
入試の問題。この問題って密度だけ習った状態だとイとウの2択になってしまう気が。。。
浮力の考え方も理解してウに絞れる。
実際にこの問題の2択で悩み,間違えて98点だった生徒もいる。
9⃣混合気体の実験(8点)
混合気体の実験に絡めた問題でやや思考力が必要な問題だった。
発生した気体の体積と気体の水への溶けやすさを考慮し,どの混合気体なのかを考える必要があった。ここの大問でフェノールフタレイン溶液やBTB溶液に関する知識を確認する問題も入れ込まれていた。

〇総評
試験範囲の重要事項を一通り確認できるような良い問題が並んでいた。
入試に必要な重要事項も多く含まれているので,間違えた問題はしっかりと解きなおしを。
気体の性質関連の問題を間違えた場合は,上記の二酸化炭素のような形で,水素・酸素・アンモニアもまとめておけると良い。基本的な事項をしっかりと理解をしておくと解きやすい問題なので,まずは日々の学校の授業を大切に。

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