2024年11月28日木曜日

手段が目的になっている

 定期テストで点数をとっていくためにいくつかの手段がある。

①塾用教材をやる→基礎問題のテスト(白テスト)で合格する→発展問題のテスト(黒テスト)で合格する

②学校のワークを3周する

これらは目的を達成するための手段だ。

しかし,これらが目的になってしまっている生徒もいる。

直前の確認で,以前やった黒テストを再度実施した。

1度やっているものなので自分で〇付けをしたものを提出させた。

一見どのテストも100点近い点数で完成度は良いように思える。

ただよく見ると,質量パーセント濃度の問題や再結晶の質量を求める問題など答えにたどりつくまでの計算をやった形跡がどこにもない。

自分「これ計算式なくてどうやったの???」

生徒「答えの数字も覚えちゃったんで計算無しで答えちゃいました。」

自分「例えばこの38%覚えたことで数値が変わった問題とかできるのかな?」

生徒「。。。。。できないです。」

今年は1年生とこれに近いやりとりを何度もしている。


いつの間にか手段が目的になってしまっている。

ここら辺が,なかなか完成度が上がらない理由なのだろう。

伝わるように繰り返し言っていく必要がある。

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