途中式を書くということ
2学期中間テストに向けたテスト対策。 中1生は一次方程式の文章題を中心に対策を行った。 数学がとても苦手だった生徒が、最近どんどん問題が解けるようになってきている。 1学期中、その生徒は授業時こそ途中式をしっかり書いていたが、宿題等の時は暗算やメモ書き程度で途中式を書いていないことが多かった。 正負の数の四則計算でミスが多くなり、正負の数の利用の問題では、計算ミスの直しに時間をとられてしまい、利用の問題を考える上で重要な考え方を理解するところに集中して取り組むことが難しかった。 このタイミングで、その生徒ともう一度”途中式の重要性”について話した。 生徒本人も、途中式を書く必要性をちょうど感じていたところだった。 夏の講習会では、一次方程式の計算でひたすら途中式の書き方を繰り返し説明し演習をした。 間違った問題では、途中式からミスをしている部分を見つけ出し、そこから正答にたどり着くように指導をした。 途中式をしっかり書いてくれているからこそ、最初から解きなおすのではなく、式の途中から直せるんだよ、と本人に伝えながら何度も直しを行った。 途中式がしっかり書けるようになり計算力が向上したことで、応用問題を学習する際も計算部分ではなく、応用問題への考え方の部分に集中して取り組めるようになった。 これが今の急成長につながっている。 今日も当たり前にしっかりとした途中式を書きながら問題に取り組んでいた。 その様子を見て、嬉しくなった。本当に夏一か月よく頑張った。
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